グラスアイのスペック表についてと、グラスアイが出来上がってから仕上げ・箱詰めの様子をご紹介します。
これがスペック表です。全てのグラスアイの外箱ないし台紙に同じ内容が書かれています。(たまに配置が違う事があります)
白目の大きさ
16mm相当のアイは誤差範囲±0.5mmです。誤差範囲を超えるものについては大きさを記載しています。(ヘッドへ入れて確認しているので、誤差範囲を超えていても多くのヘッドで問題なく使えます。)
・このほかのサイズの誤差範囲
6mm±0.2mm
7mm±0.2mm(正確には7.3mm±0.2mm)
8mm±0.2mm
10mm±0.3mm
12mm±0.3mm
14mm±0.4mm
16mm±0.5mm
18mm±0.5mm
20mm±0.5mm
(2011年4月現在)
制作年月
4桁の西暦と2桁の月表示です。2010年2月以降に作った物は、ほぼ表示してあります。
6mm、7mm、8mm、(一部の10mm)については底面・裏面などに表示しています。
虹彩範囲
片方ずつ表示しています。(見本はできすぎ。いつももっと違います。)
白目範囲も同じことがいえますが、白目も虹彩も真円ではありません。計測するところで値は変わってきますので目安にして下さい。
(白目径6mm~8mmは虹彩範囲差は0.2mm前後まで、10~14mmは0.3mm前後まで、それ以上でも0.4mm程度になっています。)
色の名前
同じ名前でも製作時期によって違う色の事があります。
備考
通常では分かりにくい点を添え書きしています。ネオジムの混色などによって色が違って見える、黒く見えるほど濃い色の場合は色の名前、微気泡や白目にザラつきがある、等。
ココからはバーナーの炎で作ったアイが作品として仕上がるまでです。
徐冷剤から出したところ。一色につき約30個作ります。ちらほらと試しに作ったサンプル色が混ざってます。
裏面の鋭い所を落として洗浄しました。キレーになったよ!
一つずつ虹彩範囲を計測して並べ、瞳孔の大きさ・深さ・ドーム形状を比べてペアを作ります。ペア10組、シングル7個、バルク行き1個だったようです。
(こんなに上手く行く事は稀。いつもはバルク5個シングル10個ペア7組ぐらい。)
ペアわけしたアイを再度計測と検品して箱詰めしていきます。
よくみると誤差や難ありとかあったりするわけで・・・。色によっては全て難ありの事もあります。泣ける。
EVAスポンジをぎゅっと詰めて蓋をして、店頭へ。この写真はボークス名古屋SRで撮らせてもらいました。