2011年4月11日月曜日

スペックの見方とグラスアイの仕上げの様子

グラスアイのスペック表についてと、グラスアイが出来上がってから仕上げ・箱詰めの様子をご紹介します。


これがスペック表です。全てのグラスアイの外箱ないし台紙に同じ内容が書かれています。(たまに配置が違う事があります)

白目の大きさ
 16mm相当のアイは誤差範囲±0.5mmです。誤差範囲を超えるものについては大きさを記載しています。(ヘッドへ入れて確認しているので、誤差範囲を超えていても多くのヘッドで問題なく使えます。)
 ・このほかのサイズの誤差範囲
 6mm±0.2mm
 7mm±0.2mm(正確には7.3mm±0.2mm)
 8mm±0.2mm
 10mm±0.3mm
 12mm±0.3mm
 14mm±0.4mm
 16mm±0.5mm
 18mm±0.5mm
 20mm±0.5mm
 (2011年4月現在)

制作年月
 4桁の西暦と2桁の月表示です。2010年2月以降に作った物は、ほぼ表示してあります。
 6mm、7mm、8mm、(一部の10mm)については底面・裏面などに表示しています。

虹彩範囲
 片方ずつ表示しています。(見本はできすぎ。いつももっと違います。)
 白目範囲も同じことがいえますが、白目も虹彩も真円ではありません。計測するところで値は変わってきますので目安にして下さい。
 (白目径6mm~8mmは虹彩範囲差は0.2mm前後まで、10~14mmは0.3mm前後まで、それ以上でも0.4mm程度になっています。)

色の名前
 同じ名前でも製作時期によって違う色の事があります。

備考
 通常では分かりにくい点を添え書きしています。ネオジムの混色などによって色が違って見える、黒く見えるほど濃い色の場合は色の名前、微気泡や白目にザラつきがある、等。



ココからはバーナーの炎で作ったアイが作品として仕上がるまでです。


徐冷剤から出したところ。一色につき約30個作ります。ちらほらと試しに作ったサンプル色が混ざってます。


裏面の鋭い所を落として洗浄しました。キレーになったよ!


一つずつ虹彩範囲を計測して並べ、瞳孔の大きさ・深さ・ドーム形状を比べてペアを作ります。ペア10組、シングル7個、バルク行き1個だったようです。
(こんなに上手く行く事は稀。いつもはバルク5個シングル10個ペア7組ぐらい。)


ペアわけしたアイを再度計測と検品して箱詰めしていきます。


よくみると誤差や難ありとかあったりするわけで・・・。色によっては全て難ありの事もあります。泣ける。


EVAスポンジをぎゅっと詰めて蓋をして、店頭へ。この写真はボークス名古屋SRで撮らせてもらいました。

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