2015年11月7日土曜日

浅草橋へ行ってきました 第4回人形うらら展

(上の写真は浅草のインド料理屋さんにて)

浅草橋の人形の吉徳で開催されている、人形うらら展で創作人形と現代の桐塑市松人形を拝見してきました。
 写真はすべて味岡人形さんの作品です。




会場では樹脂粘土やビスク、木彫の創作人形と、桐塑頭の市松人形を拝見してきました。
運のよいことに、いつもグラスアイをお使いいただいている愛知県岡崎市の味岡人形・味岡さんとお会いできました。


私の目をお使いいただいている作品を見せてもらったり、素材の特質からはじまり作品への想いなど教えてもらいました。

 桐塑頭のお人形というのは、木の粉を麩糊でかため、膠でといた胡粉で仕上げたお顔のお人形です。年を経ることで素材同士がなじみ、しっとりとした肌質にかわってゆくそうです。
長い時間をかけて楽しみが増すお人形なんですね。素敵です。

お顔は素地を型抜きした上に表面処理剤の胡粉を数種類掛けながら、細部の掘り込みや仕上げをしてゆくそうです。
型があるといっても完成品と比べたら大雑把な造型なので、ひとつひとつ唇を掘り込み、鼻を立て、目を入れ目蓋を造型することになります。

優しく描きあげられた眉、睫毛は大変繊細な仕上げでした。ぷっくりした唇にも一体ずつ違った表情で見ていて飽きません。

 貴重なお人形を見せてくださりありがとうございました。

味岡人形さんはここからどうぞ http://www.ajioka.net/

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